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住宅ローン審査の注意点「育休中や復帰後の時短勤務」の失敗

住宅ローン

家を買うきっかけの1つに子供の誕生があります。

子どもが生まれたばかりですと、
産休、育休と取得されていることが多いでしょう。

産休と育休の間は、無収入になりますので(各種手当を除く)、
基本的には住宅ローンの審査では無収入とみなします。

では、時短で復帰した場合はどんな点に気を付けるべきでしょうか?
■フルタイムと時短復帰の違い
お子さんが幼稚園生、保育園生、小学生になって、
ようやく仕事に復帰となった場合、
時短で働くケースがあると思います。

通常8時間勤務のところ、6時間勤務になりますので、
働く時間は3/4になります。
基本給が3/4になるイメージを持つといいでしょう。

当然残業はありませんので、
産休前に支給されていた残業代分はカットされた金額です。
実感としては、育児休業手当の金額と同等になる方が多いようです。

働いても働かなくても同じ金額が手に入るとしたら、
どちらが良いでしょうか。

住宅ローン審査に話を戻しますと、
働き始めて給与が支払われれば、
給与明細が発行されます。

勤務先に給与支払い証明書を作成してもらったり、
給与明細を数カ月分用意できれば、
住宅ローン審査の対象となります。
■次のお子さんができる可能性は?
家族計画でこれから家族が増える予定の方は、
住宅ローン審査で気を付けるべきは、
お子さんが生まれる前後です。

再び産休、育休に入る予定のある方は、
住宅ローン審査の対象にしない方がいいでしょう。
もし妊婦の方の年収を審査に含めても、
銀行に審査対象から外されるはずです。

そもそも審査以外に、夫婦のフルタイム年収をベースに、
住宅ローンを借りた場合、
残業がなくなった場合、
ボーナス(賞与)が減った場合、
会社の先行きが悪くなった場合、
景気が悪くなった場合にの給与カットなど、
色々なマイナスの可能性があります。

住宅ローンを目いっぱい借りるのではなく、
ほどほどで返せる金額にしておくのが、
上手な住宅ローンの借方と言えるでしょう。

事務局 FP 高橋成壽

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