不動産を高値で売るコツ、ご存じでしょうか?

自宅の不動産を売りたいときに、不動産会社に相談する人が多いでしょう。
それはもちろん間違いではありません。

一般的には不動産会社に行き、媒介契約を結び、レインズ(*)というシステムに
情報を登録します。

(*)Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略称
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムの名称
ここで指定流通機構の会員である不動産会社は、リアルタイムで不動産物件情報交換を行っている。

しかし、これでは高く売ることは難しいのです。
何故でしょう?

レインズに物件情報を登録すると、
全国の不動産会社が情報を閲覧できる状態になります。
登録した物件情報が全国にさらされることになります。

一般の消費者を対象に売却したいのなら有効な方法です。
しかし、高く売りたいとか、早く売りたい場合は、この方法は良い結果をうみません。

不動産業界は情報に価値のある業界です。

物件情報が登録され出回る前に、個別に不動産会社にアプローチしないと、
よい条件での売買が難しくなります。

また一般消費者以外の、不動産会社による購入などがしづらくなります。
不動産会社は自社買取の場合、出回り物件を嫌うため、
そもそも購入の検討をしません。

そして、市場に情報が出回ったら、出た価格以上の値段で売ることはできません。
下げることしか方策はありません。

理想は、不動産の仕入れを検討している不動産会社を個別にあたって、
よい条件を引き出すことです。

先日私たちでサポートした不動産のお話をさせていただきますと、
その物件は当初5,000万円での査定でしたが、
不動産会社ごとに買い取り価格を競わせることで結果として
1億円で売却となりました。
所得税は利益に対して20%かかるので、納税額もそれなりになりましたが、
お客様は大満足の結果となりました。

物件の条件にもよりますが、売り方ひとつで二倍の価格で売れる。
いまだにこんなことがあるのが不動産の世界です。

不動産を売るときは、よい不動産会社と付き合いたいですね。