人生の中で三大費用のひとつ、住宅購入。
家を買ったらまず、するべきことのひとつとして「生命保険の見直し」があげられます。
では、住宅を購入したら、なぜ生命保険を見直した方が良いのでしょうか?
理由を見てみましょう。

<団体信用生命保険(団信)ってなに?>
住宅ローンを組む際に、「団体信用生命保険(団信)」
という保険を見かけることが多いと思います。
団体信用生命保険(団信)とはどういうものなのでしょうか?

多くの金融機関が「団体信用生命保険」の加入を義務付けています。

団体信用生命保険(団信)とは、
住宅ローンを組んだ人に、万一のことがあった場合、
それ以降の住宅ローンの返済を全て団信からの保険金でまかなうというものです。
そのため、残された遺族は、住宅ローンの支払いをする必要がなくなります。

全期間固定金利の「フラット35」は、今までは団信の加入が任意で、
かつ、団信の保険料を別途支払う必要がありました。

しかし、平成29年10月より「新機構団体信用生命保険制度」として生まれ変わり、
フラット35は団信の保険料も含まれた金額を支払うようになりました。

では、フラット35の新しい団信は、どこが変わったのでしょうか?

今までは団信加入者が死亡や高度障害になった場合に、保険金の支払いがされていましたが、
新しい団信では、死亡と身体障害保障に変わりました。

これにより、今までの高度障害保障では対象外だった
片側半身まひ、片側手足がほとんど機能しなくなった場合、
緑内障で視力低下(矯正後視力0.01)した場合なども保険金の支払い対象となりました。
保障内容が大幅に充実したといえるでしょう。

<家を買ったら生命保険を見直すのはなぜ?>
家を購入するまでは、世帯主の万一の場合に備えて生命保険に加入していたかと思います。
しかし、住宅購入する際には、上記で記載した団体信用生命保険に加入することで、
世帯主の万一の場合に備えることができます。

これにより、今まで加入していた生命保険と住宅購入時の団信の保障内容が
重複するケースもあります。

この場合、必要以上に保険をかけているということになるため、
生命保険の解約もしくは減額することができるのです。

保険を見直すことで、毎月もしくは毎年払っていた生命保険料分の支払も
減額もしくは、なくなりますので、その分家計への余裕も生まれます。

住宅購入をする際には、忘れずに生命保険の見直しも行いましょう。