「無料相談で相談を受けてくれるFPってどんな人?」
ライフプランの窓口で無料相談を担当しているFPに
インタビューを行いました。
当社で紹介しているファイナンシャルプランナーを知っていただくことはもちろん、
相談時の雰囲気を少しでも感じていただければと思います!
今回は、ライフプランの窓口で紹介数No.1の
人気ファイナンシャルプランナーである石井 康夫さん。
依頼人の思いに寄り添い、お金の問題の先にある幸せを一緒に追求する姿勢が評判です。
「ここまでやってくれると思わなかった」と言われる石井さんの仕事スタイルをたっぷり深堀りしました。
これまでのキャリアと、ファイナンシャルプランナーになったきっかけを教えてください。
ファイナンシャルプランナーとしては今年で13年目になりますが、それまでは3年ほど不動産関連の仕事をしていました。新築マンションの来訪者にモデルルームを紹介して、販売に繋がるよう営業する仕事です。
マンション契約についての相談内容は多岐にわたりました。リーマンショック真っ只中だったこともあり、ボーナスの減額や残業代のカットで住宅ローンを払い続けられるか不安に感じている人が多かったです。でもそういった相談事はコンパクトに済ませてとにかく新規顧客の獲得を、というのが当時の現場(不動産販売会社)の方針でした。
この考え方が自分に合わないと感じていた頃、FP・保険代理店を経営している友人の話を聞きました。マンション販売で出会ったお客様とは契約後にご縁が繋がることはありませんが、ファイナンシャルプランナーの仕事はお客様の人生を長くサポートできると知り、とてもしっくりきたのを覚えています。友人に仲間に入れてほしいと頼み、そのまま転職することになりました。現在もビジネスパートナーとして一緒に仕事をしています。
ライフプランの窓口ではどんな相談を受けることが多いですか?
不動産業界出身のため、マイホーム購入を検討している30~40代のご夫婦を担当させていただく機会が多くあります。家を探すにあたり大枠の予算を知りたい方、欲しい家が決まったので購入前にライフプラン全体の最終確認をしたい方などからのご相談がメインです。
賃貸住宅に住み続けるかマイホームを購入するかで悩まれているお客様も多い印象です。転勤を伴うお仕事をされている方などの事情はより複雑です。なにしろ正解がない問題なので、お客様の価値観を知るためにも、そもそも家が欲しいかどうか?というところから突き詰めていくこともあります。そうすると「老後が不安だから早めに買っておいた方がいいと思って」というお答えもありますし「屋根さえあればなんでもいい」という声も。お客様により状況も価値観もまったく違いますので「このお客様にとって一番いい選択はどれだろう」と考えながら、またお客様ご自身でも深く考えていただけるようにサポートしながら結論を導きます。
相談を受けているうちにお客様の思いが変わることもあります。実際にライフプランシミュレーションをしてみて、老後も負担なく同じ家賃が払っていけると分かったり、今は将来のマイホーム購入に備えて家賃を抑える時期だと実感できたりすることも多いんです。「子どもが独立してから二人で住めるような家を買おうか」という話になったりもしますね。迷っていることがあるなら複数のライフプランを作成して、未来をより明確にイメージしてみるのがおすすめですよ。
普段どんなことを意識しながらお客様からの相談を受けていますか?
お金の問題をクリアにするのがファイナンシャルプランナーのメインの仕事にはなりますが、それに加えて「お客様にとってより幸せなのはどういう状態だろうか」ということを常に意識しながらご相談に応じています。やりたいことがあるのに踏み出せないでいることや我慢していることがないかどうか、夫婦間のバランスに問題がないかどうかなど、お金を取り囲む事情にまで気を配りつつ話を聞いています。
依頼人がご夫婦であれば、お二人が仲良くやっていくためのベストバランスを探ります。会話のなかでお二人の生活を俯瞰し、負担の偏りがないかなどを確認していきます。というのも、お金があっても関係が崩れて離婚することになったら元も子もありませんから。これから長い付き合いになるお二人が心地よく生きていくために、事前にできる対策をさせていただきたいという気持ちです。
お金は使って初めて価値が出るもの。たしかに老後も大切ですが、それまでのプロセスに我慢が多かったり楽しくなかったりすると「二人の老後」という前提が崩れてしまうかもしれません。例えば、奥様がたまに好きなバッグや化粧品を買いたいならそうした方がいいと思うんです。奥様が幸せになれて、その様子を見てご主人が幸せになれるなら、これ以上よいお金の使い方はありませんよね。
将来に対して不安ばかりが先行してしまうと、楽しくお金を使えなくなってしまいます。ライフプランを作成してみると何にどれだけのお金がかかるかということだけでなく、どれくらい使っても問題ないかということも分かるんです。節度をもって管理しつつも家族が幸せになれることにお金を使い、仲良く日々を過ごしてもらいたいと思っています。
石井さんの強みやお客様からの評判は?
よく「寄り添ってくれますね」と言っていただけるので、それが強みになるでしょうか。私がリーダーのようになって「こっちに行きましょう」と促すよりは「どっちに行きたいですか?」と、お客様の思いがどこにあるのかをとことん聞くようにしています。
お客様自身、考えがまとまっておらずご相談内容が漠然としていることもあります。そういうときには子どもの教育への価値観や老後についてなど、質問を細分化してどこにモヤモヤがあるのかを探っていきます。そのうちに少しずつ見えてくることがありますね。これも寄り添うということに繋がっているのかもしれません。
また「ここまでやってくれると思っていなかった」と言われることもありますね。私は「人にしかできない仕事」でお客様の人生をサポートしたいと思っています。単なる数字の洗い出しやぴったりの保険の紹介は、近い将来AIがやってくれるようになるでしょう。せっかく人が関わるのですから、もう少しだけ首を突っ込んで長くお付き合いしたいと思うんです。
ご家族のこと、休日の過ごし方などを教えてください。
一歳年下の妻と4歳の娘の三人家族です。仕事以外は家族の時間に充てたいと思っているので、休日は家族とのんびり過ごすことにしています。娘が私の休日を楽しみにしてくれているのが嬉しいです。
娘が幼稚園に通うようになってからは、休日の昼間は唯一夫婦二人きりで過ごせる時間になりました。気になっていたお店にランチに行ったりテイクアウトしたりして楽しんでいます。その後は娘を幼稚園に迎えに行ってしばらく園庭で遊んで、帰っておやつを食べてお風呂に入って、晩ごはんを食べて……休日はあっという間に過ぎていきますね。
家族みんなが笑顔でいるために、妻が心身ともに健康かどうかを常に気にかけています。それだけ家族の中での妻の影響力は計り知れません。妻が幸せだと子どもに寛容にかかわることができますし、私にもそうです。反対に負担がかかり過ぎてしまうと子育てや家事がつらくなってしまうし、妻自身も「どうしてできないんだろう」と落ち込んでしまう。負のスパイラルに陥らないよう、会話を大切にしたり、妻の負担を軽くするなど工夫しています。
相談を悩んでいる人へメッセージをお願いします!
「人生を真面目に考えたい」という人は一度試してみることをおすすめします。よくあるご相談のタイミングは結婚、出産、住宅購入時などですが、将来のことが気になったときにいつでもご相談いただければ、お手伝いできることがあるはずです。
また、一人で悩まれているのであればお話を聞かせていただきたいです。世の中には一人きりで悩んでいる人、インターネットで調べて行き詰っている人が多くいらっしゃる印象です。たしかに今は誰でも簡単に情報を手に入れられる時代ですが、一般論とその方に当てはめた場合が必ずしも=(イコール)ではない可能性があります。インターネットが見せてくれるのはあくまでも情報であり、残念ながら当てはめることまではしてくれませんよね。
例えば資産運用についても、私たちに相談いただければインターネットでは見つけることのできない適切なアドバイスをさせていただきます。年齢や家族構成、開始のタイミングなどによっては効果が少ない場合もあるため、始める前にご相談いただけるといいですね。
情報とお客様それぞれの事情を掛け合わせて全体最適化するのがファイナンシャルプランナーの役割。まだまだデジタルではできないことを、私たちにサポートさせてください。
(聞き手・綾 里枝)
FPプロフィール
石井康夫FP
ファイナンシャルリバティ所属。中央大学法学部卒業. マンション販売を経験し、リーマンショックを機に、 ファイナンシャルプランナーになることを決意。 31歳よりFPとして活動し、業界歴は10年以上。女性のお客様からご友人の紹介数No.1のファイナンシャルプランナーです。