■お金が貯まる仕組みの構築

お金を着実に貯める方法は1つしかありません。
それは使う前に貯めること。
使った後に残ったお金を貯めるのではありません。

先に貯めて、残ったお金を使うのです。
この方法を導入することで、貯蓄率は大幅に改善します。

無駄遣いを防ぐ貯蓄ルールの導入により、お金を使う事は予算内でいかに楽しく消費できるか、
ゲーム感覚で取り組むといいでしょう。

親がお金を貯めたり、管理する習慣がないと、子どもへの金銭教育が難しくなります。
親のお金の使い方を子どもは見ているのです。
子どもが成長した時に、お金を上手に使えないのは、親がお金の管理、使い方、運用について学んでいないからともいえるでしょう。

まずは、貯蓄。先取り貯蓄を続けて、大きな貯蓄の塊をつくりましょう。
100万円貯めてみましょう。そして上を目指すのです。
1,000万円貯まると減らしたくないという意識が芽生えますが、同時に投資のリスクをとることが恐ろしくなるでしょう。

コツコツ積み立てながら投資をするほうが、日本人には向いているかもしれません。

■お金の色分け

お金には大きく分けて①毎月入ってくるお金、②過去に貯めたお金、の二種類があります。
まずは①毎月入ってくるお金について。
例えば3つに分類するという考えがあります。
収入三分法とでも名付けましょう。
1. 使う
2. 貯める
3. 守る
このような観点でお金に色を付けるとわかりやすいでしょう。

使うは消費全般のお金です。貯めるは先取り貯蓄です。
守るは保険など何かあった時に資産や収入を減らさないようにする仕組みへの投資です。

1/3ずつという事ではありませんが、お金を色分けすることで支出傾向、貯蓄傾向が自分自身にとってわかるようになるでしょう。