■覚えておきたいこと
お金を貯めるのと、お金を使うのは実はつながっています。
反対という意味ではありません。
時間軸が異なります。
お金を使うのは今です。
お金を貯めるのは将来使うためです。
つまり、今お金を使うのか、将来お金を使うためにプールするか、これが貯めると使うの意味なのです。
使う事を意識して貯めるといいでしょう。
教育資金は金額がはっきりしていて、期間も何年後か計算できます。
将来必要だから貯めておくという事に取り組みやすいのです。
住宅資金の場合は、頭金を貯めるより買ってしまった方が手っ取り早いという現実があります。
住宅ローン金利が低く、住宅ローン控除があるため、頭金を貯める時間があるなら家を買ってしまう方が賢いケースが多いのです。
老後資金は難しいようです。
老後のイメージが湧かないから、そして年金がいくらもらえるかわからないからです。
ただ、FPは年金の試算ができますから、おおよそいくらもらえそうか、今の収入や年金定期便を拝見すれば試算することはできるのです。
ただ、時間が長すぎます。
20代なら40年後から80年後の世界。
30代なら30年後から70年後の世界。
自分が生きてきたよりも長い遠い未来を設計することなど、不可能に近いでしょう。
でも、だから貯めておくのです。
しっかりお金を貯めておけば、将来使い道に困ることはあっても、足りなくて困る事態はさけられるでしょう。
一方で貯めすぎると、経済がまわりません。
積極的に消費しつつ、無駄な支出は絞りましょう。
自己投資をして稼ぐ力を身につけることも必要です。
財産に投資をして不労所得を得るのもいいでしょう。
債券、株式の配当金、Jリートなど、不労所得を得る方法はたくさんあります。
次回に続く