株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営する「ケイコとマナブ」の2017年「子供の習い事ランキング」によりますと、今「習っているランキング」と、今後「習わせたいランキング」は以下のようになります。
2017年「子供の習い事ランキング」
<今、習っているランキング>
1位 水泳
2位 英語、英会話
3位 ピアノ
4位 体操
5位 学習塾、幼児教室
6位 サッカー
7位 書道
8位 ダンス
9位 空手
10位 そろばん
<今後、習わせたいランキング>
1位 英語、英会話
2位 水泳
3位 書道
4位 ピアノ
5位 そろばん
6位 学習塾、幼児教室
7位 ダンス
8位 空手
9位 体操
10位 パソコン関連
上記のランキングを元に、それぞれの習い事費用はいくらくらいかかるのかをみていきましょう。
<習わせたいランキングの習い事はいくらくらいかかるの?>
■英語
まずは今習っているランキングで2位、今後習わせたいランキングでも堂々1位の
英語、英会話からみていきましょう。
ひとくくりに「英語」といってもピンからキリまであります。
まずは、教師が外国人講師という観点から選ぶとECCキッズが候補に挙がります。
授業はもちろんすべて英語で、1歳半から中学3年生までが対象になります。
特徴としては、4,5歳児クラスでは英語でプレゼンテーションをする機会があり、
積極性と自信を育めます。
金額は、年齢や住んでいる地域によっても異なります。
首都圏関東エリアの場合
入学金:8,640円
1歳半から3歳まで保護者同伴 週1回30分:9,720円
小学生低学年 週1回60分:10,590円
となっています。
また、乳幼児の家庭学習の英語としては、必ず候補に挙がるのが
ディズニーの英語システムではないでしょうか。
妊娠中から始めるママが多いことでも知られています。
特徴としては、0歳から12歳くらいまでを対象としており、全て英語の教材で
CD、DVD、絵本やおもちゃがリンクして作られています。
英語習得に必要な単語や構文を元に歌詞を作り、メロディーをつけてあるので
曲を覚えることによって、小さいお子さんでも自然と基本的な英語が身につきます。
金額は、どのセットを購入するかによって全く異なりますが、
一番安いもので15万120円、フルセットで88万3440円(税込)となります。
この金額だけ見ると高く感じますが、先述の英会話に1歳半から小学校卒業まで通わせると
約130万円かかりますので、一概には高いと言えないかもしれません。
上記の金額に別途、月額3,348円(税込)かかりますが、
「ワールドファミリークラブ」に入会すると、毎週電話で外国人の先生とお話しできたり、
イベントに参加することも可能です。
また、課題をクリアするとレベルごとに違う色の帽子がもらえるので、
それを被ってイベントに参加するのが子供たちのモチベーションアップになっています。
兄弟が何人いても月額利用料は一律なので、兄弟が多い方がお得になります。
ちなみに、著者の子供は、現在5歳で、昨年から始め、次のレベルの帽子を目指して頑張っています。
ディズニー英語システムの注意点としては、家庭での学習がメインになりますので、
親も一緒に楽しまないと続かないかもしれません。
■水泳
次に、今習っているランキングで1位、今後習わせたいランキングでも2位の水泳をみてみましょう。
最近では、4ヶ月くらいの赤ちゃんから通えるベビースイミングも主流になってきました。
生活リズムを整え、質の良い睡眠も期待でき、心肺機能の発達も促すので喘息予防にもつながるそうです。
月額は、コナミスポーツクラブの場合、
ベビー(4か月~2歳6か月):10,418円
リトル(2歳6か月~4歳):8,362円
児童(小学生以上):8,362円(全て税込、週1回の場合)
となっております。
■書道
昔からお稽古事として人気のある書道。
月謝は、週1回コースで3000円から3500円のところが多く、他の習い事に比べると比較的安いようです。
ただ、月謝は安いですが、半紙など消耗品代が意外と高くつくようです。
また、日本ペン習字 日本書道学院では、通学コースに加えて、通信コースもあります。
月額575円(半年もしくは1年一括払い)を支払えば、毎月、ペン習字や書道が上達するコツや
課題別のお手本が書かれた学習雑誌が送られてきて、それを元に課題を提出すれば
添削してもらえるという家庭でできるスタイルもあります。
■ピアノ
書道同様、昔から習い事として人気があるピアノ。
大手のピアノ教室、ヤマハ音楽教室とカワイ音楽教室を比較してみましょう。
どちらも人間の聴覚がもっとも発達する4歳からピアノコースがスタート。
まず、ヤマハは、エレクトーンを使用して、1回60分週1回、グループレッスンで行います。
金額は、渋谷cocoti校の場合、
入会金:1万円
レッスン料月額:6,500円
施設費月額:2,500円
教材費:入会時7,600円、半年後5,400円(全て税抜)
となります。
一方、カワイは、4歳からでもピアノを使用し、1回30分月3~4回、個人レッスンで行います。
金額は、MS表参道校の場合、
入会金:10,800円
月額授業料:10,800円
月額運営管理費:2,700円(全て税込)
となり、小学生以降も同額です。
小学生以降も続ける場合、ヤマハは小学生のピアノコースを実施している施設が限られるため、
ピアノを長く続けるようなら、その施設で小学生コースも実施しているかを事前に確認した方が良いでしょう。
小学生コースの金額は、下北沢センター校の場合、
入会金:8,000円
レッスン料月額:7,000円
施設費月額:2,200円
教材費:レベルによって4,500円もしくは2,500円(全て税抜)
となります。
■そろばん
そろばんは、計算力だけでなく右脳の発達や集中力の向上にも役立つそうです。
週2~3回通学するパターンが多いようです。
金額は、京橋珠算研究所の場合、
入学金:5,000円
授業料:6,000円
教材費:300円
光熱費:3,000円
となっています。
都内の平均的な月謝は週3回通学で、1回1時間で6,000円程度になります。
■サッカー
男の子に人気の習い事、サッカーは幼稚園の年中くらいから通えるサッカー教室が多いようです。
サッカー選手、本田圭佑氏がプロデュースするサッカー教室「ソルティーロ」の場合、
年中から小学6年生までを対象としています。
金額は、年齢や通う回数によって異なり、
入会金:5,000円
年中、年長の場合、週1回クラスで5,000円、週2回クラスで6,000円
小学3、4年生の場合、週1回クラスで7,500円、週2回クラスで9,500円(全て税別)
となっております。
<東大生が子供のころに習っていた習い事は?>
2018年3月31日にフジテレビで放送された「さんまの東大方程式」によりますと、
東大生が子供のころに習っていたものは、公文式と七田式教育が多いそうです。
■くもん(公文式)
それぞれのペースで行い、自習スタイルで取り組む公文式。
半数以上の生徒が実際の学年よりも上の学年の勉強をする「先取り学習」を行っているようです。
プリントは、お手本が示してあり、それに沿って自分で考えながら自習を行います。
わからない所は、先生に聞けますし、間違えたところを直しながら、100点が取れれば帰宅できます。
基本的に、週2回教室に通い、それ以外は自宅で宿題をやって学習習慣をつけます。
対象教科は、算数・数学、英語、国語で、教室によってはフランス語とドイツ語を
学習できるところもあります。
金額は、1教科あたりの月謝が
幼児、小学生:6,480円
中学生:7,560円
高校生以上:8,640円
となっております。
■七田式教育
七田式教育は、右脳の能力を最大限に引き出す教育で「知識を教える教育」ではなく、
「子供の才能を引き出す教育」です。また、心を育てる心の教育や、心と体を健やかに育む食育など、
バランスのとれた全人格教育を行っています。
1枚1秒以下の高速スピードでカードを見せる「フラッシュカード」や記憶力トレーニングなどを
60年間培われてきたオリジナルメソッドで学びます。
幼児コースの場合、週1回50分で、
入室金:20,000円
月額受講料:14,000円
月額教室維持管理料:2,200円
教材費:実費(全て税抜)
となっております。
<まとめ>
習い事は多岐にわたり、どの習い事を子供にやらせてあげるか悩むことも多いかと思います。
親としては、金額も気になるところですが、子供がある程度大きくなってきたら、
子供の意志を尊重しながら、楽しく続けられる習い事を一緒に選んであげたいですね。