厚生労働省の調べによると全国に720万人いるとされる専業主婦世帯。
育児に忙しく働きに出られない、介護のために家にいないといけない・・・
などいろいろな理由があると思いますが、基本的に専業主婦家庭の収入源は夫のみになります。
よほどの高収入でない限りは、毎月の収入の中から上手にやりくりをしないと
将来的に破綻しかねません。豊かなライフプランにするには、
どのような家計管理をすれば良いのでしょうか?
やりくり上手になる方法をみていきましょう。

<上手な家計管理方法>
・家計の収支を把握する
毎月、いくらの収入があり、いくらの支出があるのか、
家計管理の基本は毎月の収支を把握することから始まります。
そこが不明瞭のままですと、長きにわたるライフプランも見通せず、
人生の三大費用といわれる教育費、住宅費、老後に対する準備ができません。

また、夫婦どちらかが家計管理を行うことが多いかと思いますが、
家計管理を行っていない片一方が家計の収支を把握していない事が多いようです。
上手な家計管理の一歩は夫婦ともに家計の収支を把握し、
きちんと「みえる化」し、家計の目標を共有する事から始めましょう。

・買い物の仕方を見直そう
激安セール、限定商品、タイムセール・・・心惹かれるワードですが、
本当に必要なものでしょうか?

必要なくても安いから買っておこう、
今は必要なくてもいつか使うかもしれないから買っておこうという時もあるかと思います。
しかし、本当にそれを買う必要があるか、
また多少高くても本当に必要なときに必要な分を買った方がよいでは?
と、いったん冷静になって考えてから買うようにしましょう。

・デビットカードを活用しよう
デビットカードとは、自分の銀行口座から即時払いができるカードで、
いろいろな金融機関が発行しています。

クレジットカードと違い、自分の銀行残高が使用限度額になりますので、
使いすぎる心配がなく、現金感覚で使えます。

また、ポイントも貯まり、ポイントで買い物することも可能です。
住信SBIネット銀行は、通常0.6%、月末の金、土、日曜日は1%と還元率が高くおすすめです。

楽天銀行のデビットカードも100円ごとに1ポイントの還元率で、楽天で買い物することが多い方におすすめです。

スマホで残高確認もできますので、お買い物をすべてデビットカードで済ませると
家計簿をつける手間も省けます。

・レシートをクリアファイルにいれよう
こちらも、家計簿を毎日つけるのは面倒・・・という方におすすめの方法です。
買い物の際に、すべてレシートをもらい、1か月ごとにクリアファイルに入れるだけです。
1か月分まとまったら、1か月に一度だけ家計簿をつけましょう。

・固定費を見直そう
野菜は、あそこの八百屋が安いからあそこで買おう、
魚はこっちで買おうと何件かはしごして少しでも食費を浮かせている方は、
すでにやりくり上手です。なかなかそれは面倒・・・と、
日々の生活費をなかなか削れない方は、固定費を見直してみるのはいかがでしょうか?
携帯料金を格安会社にかえてみるだけでも毎月数千円の節約になります。

大きく見直せるのは、保険や住宅費です。
今加入している保険は、現在のあなたの家計や家族構成に合っているものでしょうか?
もしかしたら、不必要な貯蓄型保険や割高な生命保険に加入しているかもしれません。
結婚、出産、住宅購入、子供の独立など、人生には何度か保険を見直すタイミングがあります。
これを機に一度、保険の見直しを検討してみるのも良いかもしれません。

住居費も、住宅を購入した時期によっては住宅ローンの借り換えが有効な場合があります。
楽天銀行等ネット銀行の住宅ローンは、大手銀行などに比べて金利が低い場合が多いので、
借り換え手数料を考えても、数百万円軽減できる場合もあります。

ご興味ある方は、ネットで借り換えのシミュレーションができますので、確認してみてくださいね。