自動車重量税、印紙税、固定資産税など、会社員でも支払う税金は何かと多いですよね。税金をまだ現金で支払っていますか?
今回は、「おトクに納税する方法」について、ご紹介したいと思います。
おトクに納税する方法とは?
税金は、国に納める国税と自治体に納める地方税とにわかれています。
平成28年度の税制改正により、トヨタファイナンス株式会社が運営する国税支払い専門サイトを経由して、一部の国税がクレジットカードで納付できるようになりました。
国税クレジットお支払いサイト
https://kokuzei.noufu.jp/
クレジットカードで納税できる国税一覧
申告所得税及復興特別所得税
法人税(連結納税)
相続税
源泉所得税(告知分)
復興特別法人税(連結納税)たばこ税
石油石炭税
揮発油税及地方揮発油税
登録免許税(告知分)
国際観光旅客税
消費税及地方消費税
地方法人税
贈与税
申告所得税
消費税
たばこ税及たばこ特別税
電源開発促進税
石油ガス税
自動車重量税(告知分)
国際観光旅客税(告知分)
法人税
地方法人税(連結納税)
源泉所得税及復興特別所得税(告知分)
復興特別法人税
酒税
石油税
揮発油税及地方道路税
航空機燃料税
印紙税
また、地方税もクレジットカードでの納税ができる自治体が増えてきました。
たとえば、東京23区の場合、以下の地方税が支払い専門サイトを経由して、クレジットカードで納付できるようになりました。
都税 クレジットカードお支払いサイト
https://zei.metro.tokyo.lg.jp/
クレジットカードで納税できる地方税一覧
自動車税種別割
不動産取得税
自動車税
固定資産税・都市計画税(23区内のみ)
個人事業税
固定資産税(償却資産)(23区内のみ)
鉱区税
法人都民税
事業所税
ゴルフ場利用税
自動車税環境性能割
法人事業税
宿泊税
都たばこ税
地方法人特別税(※)
軽油引取税
自動車取得税
クレジットカードで納税する事は、メリット・デメリットがそれぞれありますので、順に見ていきましょう。
クレジットカードで納税するメリットとは?
クレジットカードで納税するメリットとしては、以下があげられます。
① クレジットカードのポイントがたまる
② オンラインで支払える
③ 分割払いも可能
わざわざ支払いに出かけなくても自宅で納税できるのはありがたいですね。
一方、クレジットカード支払いのデメリットもあります。
クレジットカードで納税するデメリットとは?
① 決済手数料がかかる
② コンビニ支払い等はできない(オンラインのみ)
③ 納税証明書は、別途要申請
クレジットカードで納税する場合は、決済手数料が別途かかりますのでご注意ください。ポイント還元率との兼ね合いを考える必要があります。
納税額 決済手数料(税抜)
1円~10,000円⇒76円
10,001円~20,000円⇒152円
20,001円~30,000円⇒228円
30,001円~40,000円⇒304円
40,001円~50,000円⇒380円
50,001円~60,000円⇒456円
また、Tポイントユーザーでしたら、Yahoo公金支払いをオススメします。
nanacoユーザーは、セブンカードプラスでチャージして納税
nanacoユーザーは、セブンカードプラスでnanacoにチャージして、コンビニ支払いをしましょう。コンビニでクレジットカードの直接支払いは出来ませんが、セブンカードプラスで一旦nanancoにチャージすれば、0.5%のポイント還元が受けられます。0.5%といえど、納税額が大きいとおトク感が増しますよね。
今回は、おトクに納税する方法をいくつかご紹介しました。
クレジットカードやおトクな方法は改良や改悪する事が多いので、支払いの都度、ホームページで確認してから利用するようにしましょう。
文:山崎美紗
ファイナンシャルプランナーCFP®
FP1級技能士、整理収納アドバイザー