株式会社バンダイが、2019年5月に3~6歳の未就学児童と小学生の子供を持つ親700人を対象に行った「子供の習い事に関する意識調査」によりますと、「子供が今習っている習い事ランキング」と、「男女別習い事ランキング」は以下のようになります。
目次
子供に人気の習い事ランキングTOP10
子供が今習っている習い事ランキングTOP10
- 1位 水泳
- 2位 学習塾
- 3位 ピアノ
- 4位 英会話
- 5位 習字
- 6位 体操・新体操
- 7位 サッカー
- 8位 そろばん
- 9位 ダンス
- 10位 テニス
男子の習い事ランキングTOP5
- 1位 水泳
- 2位 学習塾
- 3位 英会話
- 4位 サッカー
- 5位 体操・新体操
女子の習い事ランキングTOP5
- 1位 水泳
- 2位 ピアノ
- 3位 学習塾
- 4位 英会話
- 5位 習字
子供に人気の習い事TOP3は、1位水泳2位学習塾3位ピアノという結果に。
また、習い事をさせていると回答した人は実に63.4%で、3人に2人は何かしらの習い事をさせているという結果になりました。
上記のランキングを元に、子供の習い事にいくら位の費用をかけているのかを
みていきましょう。
子供の習い事にいくらかけてるの?
先述のバンダイのアンケートによりますと、子供の習い事にかける平均月額は以下の通りです。
- ・未就学児(3‐6歳):8,644円
- ・小学1年生:12,253円
- ・小学2年生:13,065円
- ・小学3年生:13,866円
- ・小学4年生:15,775円
- ・小学5年生:16,033円
- ・小学6年生:15,611円
- ・全体:13,607円
- ※子供一人あたりの平均月額
習い事別の平均月額で最も高いのは学習塾代で1か月15,362円。加えて、1か月に2万円以上の学習塾代をかけている家庭が27.5%。
約3割の家庭が学習塾代に特に高い費用をかけているようです。
意外とお金がかかる子供の習い事代。毎月の子供の習い事代は、いくら位までに抑えればよいのでしょうか?
子供の習い事代、上限目安はいくら?
毎月の子供の習い事代は、手取りの5%程度に抑えましょう。
たとえば、年収600万円で夫婦+子供2人の家庭の場合、手取りが約480万円ですので子供の習い事代にかけられるお金は1年で約24万円。(480万円×5%=24万円)
つまり、月額2万円(24万円÷12か月)です。これは子供2人分の金額ですので、子供一人あたりの習い事費用は、月額1万円が上限の目安となります。
年収別に習い事費用の月額上限の目安をまとめますと・・・
- ・年収400万円 手取り300万円
- ⇒月額上限:1万2500円
- ・年収600万円 手取り480万円
- ⇒月額上限:2万円
- ・年収800万円 手取り600万円
- ⇒月額上限:2万5000円
- ・年収1000万円 手取り750万円
- ⇒月額上限:3万1000円
※扶養人数、生命保険加入有無等により手取り金額は増減します。
以上が、習い事費用の月額上限の目安になります。
これに加え、教育費は手取りの10%以内に抑えるのが適正ですので、教育費+習い事代で手取り金額の15%以内に抑えるようにしましょう。
まとめ
習い事を通じて、お子さんに色々な経験をさせてあげたいと思うのが親心だと思います。
その気持ちはとてもわかりますが、教育費のピークは、大学入学時です。それまでに教育費を貯めつつ、習い事代を捻出しなければならないので、お子さんの意思も尊重しながら習い事を賢く選びたいですね。
(文:山崎美紗)