ライフプランの窓口では保険の見直し相談を多数承っております。
多くの方が、私たちに相談される前に保険ショップで保険の見直し後にいらっしゃいます。
何故、ライフプランを考える前に保険見直しを済ませたのですか?
と聞くと、皆さん「なんとなく」という答えが返ってきます。
実は、この考え方には大きな落とし穴があるのです。
■あなたの医療保険はライフプランに合っていますか?
人生100年時代と言われています。
実際に100歳を超える長寿の方のニュースがたくさん見受けられます。
非常に喜ばしいことである一方、
お金の面では必ずしも嬉しくないこともあります。
それは、生活費>年金額であるため、毎月一定額の預貯金を取り崩しているからです。
特に女性は男性より長生きしますので。
生活費は十分に準備する必要がある一方、
年金額は男性より女性の方が少ないことがほとんどです。
従って、女性は男性よりも多くの老後資金を準備する必要があります。
それなのに保険をたくさん掛け過ぎて老後の資金を減らしているケースがたくさんあります。
数年前まで医療保険は必要ない?という論調が多かったのですが、
最近はほとんど聞くことがなくなりました。
何が起こったのでしょうか?
何も起こっていないのです。
それが一つのブームだったという他ないでしょう。
■社会保障制度は維持できるのか?
高齢化の進展で社会保障費が増えています。
少子化の進展で社会保障を支える保険料を納付する人たちが減っていきます。
いまの社会保険制度はいつまで維持できるのでしょうか?
維持できなくなった時、
まっさきに削られるのは政府の負担です。
結果増えるのは、自己負担です。
医療費の自己負担は
1割、2割、3割と増える一方。
外国では5割の国も珍しくありません。
医療費負担が5割を超えたとき、
医療費による破たんが増えるかもしれません。
頼みの高額療養費はいつまで続くのでしょうか。
医療保険に関して考えると、
将来にわたってお金をもらえる設定にしておく必要があります。
入院だけの保障では短期入院傾向では十分な保障が得られないかもしれません。
そもそも、将来にわたって医療保険の保険料を払い続けることができるのかも
検証が必要です。
それらを検証するのがライフプランです。
ライフプランを考えずに保険見直しができるとは思えませんが、
ほとんどの人が保険見直しをしています。
オーダーメイドだと思っていた保険見直しが、
不要なオプションばかりの押し売り商品だとしたら?
万が一の時にはたくさんのお金がもらえるでしょう。
ただ、あなたの老後の資金は食いつぶされているかもしれません。
たくさん保険に入っている人にしてみれば、
「これだけで大丈夫?」というくらいが丁度よいのかもしれません。