最近多くの方が保険ショップで生命保険に加入されるようになりました。
他にも銀行で保険に加入する人も増えてきましたし、
実は証券会社でも生命保険を販売しています。
昔ながらの保険会社の社員の方から保険に加入している人もいるでしょう。
■生命保険は難しい?
生命保険は複雑で難しいと言われます。本当にそうでしょうか?
実は、難しく感じるのは、各保険会社が自社アピールに余念がないため、
PRポイントがたくさんあるので、個々の比較が難しいという原因があります。

また、自分にマイナスの出来事が起こった時の商品ですので、
そのようなことを想定しづらいという事もあり、
どんな保障が自分にマッチしているのかが想像しにくいという点も、
保険ならではの難しさがあります。

極端なことを言ってしまうと、保険はどこでもいっしょです。
著しく有利不利が出てくるような商品は存在しません。
何故かというと、特許で商品を守るようなことはせず、
すぐに内容を模倣できるような業界だからです。

一方で、保険会社ごとに売りたい商品が異なるため、
特徴の出し方が保険会社によって違います。
ですから個々の商品で訴求するポイントが分かれるのです。
■ピッタリの保険はライフプランから始まる
私たちが大切にしている考え方としては、
保険がライフプランにあっているかという点があります。
ということはライフプランを組むのが始めにあり、
そのうえで保険をプランニングしたほうがいいのです。

しかし、保険を見直してからライフプラン相談を希望される方がたくさんいて、
私たちとしては、見直したばかりの保険を改めて見直すという提案をすることもあります。

なぜこんなことが起きるかというと、保険販売が主眼になるからです。そもそも本当に保険は必要なのか。どんな保障にすれば保険料の無駄を省いたり、保障内容の重複を省けるのでしょうか。それは人それぞれ違うのです。

ライフプランを作ってみると、保険より老後資金の確保が急務であったり、住宅取得は早目に考えるべきではないかなどが、見えてきます。

そのようなライフプランに関する現状を知ることで、各ご家庭に必要な保険が見えてくるのです。

執筆:高橋成壽