ライフプランの窓口では、マイホーム購入の相談が増えています。
今の年収でいくらの家が買えるのか?などの相談です。

家を買うときはよほどの高収入や高貯蓄でもない限り家計を見直しますので、
保険の加入内容も併せて見直すのですが、
そこに落とし穴があるんです・・・・

何故かわかりませんが、保険を見直した後に相談にいらっしゃるのです。
家を買いたいのに保険を見直してからくる。
家を買いたいと伝えていないので、当然ライフプランに合わない内容になっています。

マイホーム相談はどれだけ無駄な支出を減らせるかがカギです。
老後の積立に数万円払っている状態でマイホームの予算が足りないのは当然です。

しかし、この当たり前は一般の方には知られていませんし、
保険ショップや保険FPの方々もお伝えしません。
なぜかというと保険の販売ができないからです。

どう思いますか?

家を買いたいのに、老後の準備のために家を買えない。
優先順位を間違えているとしか言えません。

もし仮に老後が最優先ならば、
家の予算を最低限にすればよく、
駅から遠く不便で古い家を買えばいいのです。

でも、それも嫌。という事になると、
どうにもなりません。人生の予算は限られています。
生活、余暇、学習、教育、住宅、老後、
今の収入でどうにかしたいなら、何かを諦めるべきなのです。
諦めというより、優先順位をつけるべきです。

どれも諦められないなら、転職も一つの選択肢でしょう。
夫婦で働くことも選択肢ですし、妻が転職するというのも妙案です。

自分は変わりたくないのに、家計は何とかしてほしいとなると、
答えは一つだけ。「不可能」となります。

私たちは最大限サポートしますが、
本人が「無理」と思ってしまったり、
「嫌だ」と感じたらそのライフプランは実現困難です。

ここは夫婦で真剣に話し合うポイントでしょう。
夫だけ、妻だけで考えていてもいい結果はでません。

家を買うことについてスッキリしてから保険を見直すと良いでしょう。
そうしないと、夢のマイホームが夢のままで終わってしまうことがあります。
住宅ローンは35年払います。買うという決断を先送りすると、年齢が上がります。
40歳を超えると住宅ローン審査が厳しくなりますので、
あの時真剣に考えておけば・・・とならないよう、
しっかりと考えると良いでしょう。

考えてもわからない方や、
考えるのが苦手な方は、
ファイナンシャルプランナーに相談されると答えのヒントが見つかるでしょう。