金融庁の有識者会議である、金融審議会 市場ワーキンググループの報告書「高齢社会における資産形成・管理」をめぐる、老後資金が2000万円足りない問題の解説者として、ライフプランの窓口 事務局の高橋成壽が、フジテレビ直撃LIVEグッディ!に出演し、ニュースを解説いたしました!
■老後資金は2000万円必要なの?
私たちがライフプランを計算するときは、皆様の支出額を参考にします。
将来の年金額は今の収入から算出します。
ですから、人によって老後の必要資金額は異なります。
先にお伝えいたしますと、ライフプランの窓口で相談を承って、老後資金が2000万円だけで済む方は皆無。
相談が首都圏に偏っているということもあります。
物価が高く、地価も高い。
私学進学率も高く、受験勉強の費用もかさむ。
こうなると、老後にお金が残らないばかりか、そもそも足りないということになりかねません。
私どもの経験上、お金が手元からなくなるのは早ければ60代、普通で70代前半、80代まで資金が持つ人は少ない、という現実があります。
従って、金融審議会の発信した2000万円は、正直足りていないと思います。
おそらく4000万円あった方がいいでしょう。
老後の年金は100年もちますが、支払う金額を下げてなんとか維持する算段。
自助努力をしなければならないと、国が認めた形になりました。
あなたの老後は、いくら足りないのでしょうか?
執筆:高橋成壽(ライフプランの窓口 事務局 CFP)
-東洋経済オンライン レギュラー執筆者(2017年~)
https://toyokeizai.net/list/author/%E9%AB%98%E6%A9%8B+%E6%88%90%E5%A3%BD
-サンケイビズ(SankeiBiz)お金で損する人・得する人 連載(2019年~)