超低金利時代の昨今、せっかく銀行にお金を預けておくなら、少しでもおトクな金利で預けたいですよね。
そこで、今回は2020年9月時点での、おトクな金利の銀行をご紹介したいと思います。
目次
大手銀行VSネット銀行 金利をくらべてみよう!
まずは、大手銀行の金利から見ていきましょう。
大手銀行の金利一覧
普通預金 | 定期預金(1年) | 定期預金(5年) | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 0.001% | 0.002% | 0.002% |
三井住友銀行 | 0.001% | 0.002% | 0.002% |
みずほ銀行 | 0.001% | 0.002% | 0.002% |
りそな銀行 | 0.001% | 0.002% | 0.002% |
新生銀行 | 0.001% | 0.01% | 0.01% |
普通預金:100万円/定期預金:300万円を預金した場合、大手銀行の金利は、ほぼ一律で、普通預金金利:0.001%/定期預金金利:0.002%となっています。
また、新生銀行の定期預金金利のみ0.01%と大手銀行の中では、少しおトクな金利になります。
ネット銀行の金利一覧
普通預金 | 定期預金(1年) | 定期預金(5年) | |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 0.00% | 0.02% | 0.02% |
楽天銀行 | 0.02% | 0.02% | 0.02% |
ソニー銀行 | 0.00% | 0.02% | 0.02% |
ジャパンネット銀行 | 0.00% | 0.02% | 0.02% |
auじぶん銀行 | 0.00% | 0.05% | 0.03% |
あおぞらBANK支店 | 0.20% | 0.20% | 0.15% |
つづいて、ネット銀行の金利を見ていきましょう。
普通預金:100万円/定期預金:300万円を預金した場合ネット銀行の場合、普通預金はおおむね大手銀行と同じ0.001%の金利になります。
ただし、住信SBIネット銀行、楽天銀行はSBI証券、楽天証券と口座を連動させた場合、
- ・住信SBIネット銀行の普通預金金利 0.001%⇒0.01%
- ・楽天銀行の普通預金金利 0.02%⇒0.1%
と大幅にアップします。
証券会社の口座を開設したからといって投資をしなければならないわけではありません。
ですので、住信SBIネット銀行や楽天銀行を利用する場合はよほどの理由がない限り、証券会社の口座も開設し、銀行口座と連動させた方がおトクです。
また、
- ・銀行に行く必要がない
- ・通帳はいらない
こういう方には、あおぞら銀行のBANK支店がオススメです。
あおぞら銀行 BANK支店は、普通預金金利:0.2%/定期預金金利:0.2%(1年)となり、大手銀行の金利とは比べ物にならない程金利がおトクになります。
たとえば、大手銀行とあおぞら銀行に300万円を1年定期預金に預け入れた場合の利息をそれぞれ比較してみましょう。
- ・大手銀行(0.002%):60円
- ・あおぞら銀行(0.2%):6,000円
その差は歴然ですね。
あおぞら銀行BANK支店は、ゆうちょ銀行やセブン銀行のATMが利用できるので、生活圏内に郵便局やセブンイレブンがあれば使い勝手は良さそうです。
ただし、デメリットとしてはゆうちょ銀行のATMの場合、出金手数料は無料ですが、セブン銀行の場合、平日18時までは110円平日18時以降や休日は220円の出金手数料がかかります。
月に何度もATMから出金する方は、ゆうちょ銀行のATM利用もしくは、出金手数料が無料ないし〇回まで無料といった銀行を選ばれる方がいいかもしれません。
もしくは、普通預金は出金手数料が無料の銀行、定期預金は金利が高いネット銀行を利用する等、目的に応じて銀行を使い分けることもオススメです。
まとめ
今回は、大手銀行とネット銀行の普通預金・定期預金の金利の比較をご紹介しました。
大手銀行だから安心、いざという時に銀行に行けば直接対応してもらえる、通帳がある等大手銀行には色々メリットがあります。
しかしながら、金利だけで考えると、特に定期預金金利においてネット銀行は大手銀行に圧勝します。
そのため、大手銀行、ネット銀行普通預金、ネット銀行定期預金などリスクも分散しつつ資金を分散して管理する事をオススメします。
また、今後のインフレを懸念するのであれば、変動金利で金利下限保障のある個人向け国債を選択肢に入れてみても良いかもしれません。
文:山崎美紗
ファイナンシャルプランナーCFP®
FP1級技能士、チャイルドカウンセラー