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家を買うなら何歳までに買った方がいい?

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人生の中で三大費用のひとつ、住宅購入。
住宅ローンを組むなら何歳くらいまでに家を買った方がいいのかを検証してみましょう。

<何歳代の住宅購入者が多いの?>

国土交通省の「平成28年度住宅市場動向調査報告書」によりますと、
住宅を購入した世帯主の年齢の割合が、

注文住宅では30代が40.3%、40代が22.3%。

分譲戸建は30代が50.9%、40代が20.6%、

分譲マンションは30代が38.1%、40代が25.4%、

中古戸建は30代が32.5%、40代が34.2%

となっており、
住宅を購入した6割超を30代と40代の方が占めています。

20代ですと、そもそも結婚していなかったり、
結婚していてもそれほど貯金ができていないということもあります。

やがて、30代から40代にかけてほぼ家族構成が決まり、
貯金もでき始めて住宅購入が視野に入りますので、
ライフプランの観点からみても、
30代から40代の住宅購入者が多くなります。

<何歳までに返済し終えた方がいいの?>

早く完済するに越したことはありませんが、
全期間固定金利型のフラット35や多くの民間の金融機関は、
住宅ローンの完済年齢を80歳としています。

住宅ローンの最長年数は35年ですから、
少なくとも45歳までには家を購入して、
35年ローンで80歳完済を目指すということになります。

しかし、現行の年金制度を考えますと、
65歳以降に年金からの収入のみで住宅ローンを支払い続けるのは、
現実的にはなかなか厳しいかと思いますので、
できれば65歳には完済しておきたいところです。

<住宅ローンをシミュレーションしてみよう>

全期間固定金利1.5%元利均等返済で3,000万円を
それぞれ35年、30年、20年で借りた場合を
シミュレーションしてみましょう。

35年の場合、毎月返済額91,855円総返済額38,579,007円。
30年の場合、毎月返済額103,536円総返済額37,272,768円。
返済期間20年の場合は、毎月返済額144,763円総返済額34,743,155円となります。

<まとめ>

逆算して考えますと、65歳完済を目指すためには、
返済期間35年の場合30歳、返済期間30年の場合35歳、
返済期間20年の場合45歳での住宅購入となります。

返済期間20年ですと、月々の負担が結構大きくなりますので、
できれば40歳くらいまでには住宅購入したいところです。

すでに40歳を過ぎてしまったという方は、
可能な限り返済期間を短くし、
日々の生活に無理がない程度に繰り上げ返済をして
65歳の完済を目指しましょう。

いずれにしても、できるだけ早いうちにライフプランを作成し、
住宅購入に向けての準備が必要です。

住宅ローンのシミュレーションは、
各金融機関のホームページでご自身でもできますし、
ライフプランの作成も含めたシミュレーションは、
ファイナンシャルプランナーへお気軽にご相談ください。

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