1. HOME
  2. ブログ
  3. FP紹介
  4. ライフプランの窓口担当FP紹介:渡邊裕介さん(神奈川担当)

知らないと損するお金の話

お金のコラム

FP紹介

ライフプランの窓口担当FP紹介:渡邊裕介さん(神奈川担当)

watanabe yusuke fp

ライフプランの窓口での相談を担当するファイナンシャルプランナーを
紹介するコーナーがスタートしました。
まずは、神奈川県担当の渡邊FPに話を伺いました。
※2021年7月末時点の情報です。

FPになられたきっかけについて教えてください!

FPという職業を知ったのは、社会人3年目の頃でした。この頃は、自分のお金の知識のなさを感じはじめていました。例えば、親に「保険入ったの?」と聞かれて、そう言えば社会人になったら保険に入るものなのかな?と気にしてみたり、資産運用している友人の話を聞いて、興味はあるけれどよく分からなくて怖いなと思ったり自分がお金の勉強をしてこなかったことを痛感していました。一方で、お金のことは学校で教えていないから皆も同様に勉強していないはずだと思い、「正しいお金の知識を得て、それを伝えることができたら役に立てるのではないか?」と考え、FPという職業があることを知りました。

また、人と接することが好きだった私は、当時飲食関係の会社で働いていました。仕事をする中で、より深く人と関わるような仕事がしたいと考えるようになっていたこともあり、お客様の人生に深く関わるFPの仕事が魅力的に思えました。

早速、未経験の採用を行っていた生命保険会社に転職し、FPの部署に配属されました。結局その会社では12年ほど働いていて、最後の3、4年くらいは、採用や育成を担う立場として、新人FPの指導なども行っていましたね。仕事はとても楽しかったですが、やはりFPとして現場でお客様の役に立ちたい思いが強く、3年ほど前に独立して、今に至ります。

当時新人教育をされる上で、新人FPに必ず伝えていることや、大事にしていた考え方などはありますか?

当時私がよく言っていたことは、「プロフェッショナル病になるな」ということでした。どういうことかと言いますと、FPの経験が増えるにつれて、FPとしての当たり前のことが出てきたり、専門的な知識も身につく一方で、お客様を置いてきぼりにしてしまったり、お客様の知らないことを当たり前のように話してしまいやすくなるのです。

しかし私たちの仕事は、目の前のお客様に、将来どういう生活をしたいのかを話していただき、それを実現するためのアドバイスをすることです。なので、聴く力が重要である、とよく話をしていました。

FPとしてご自身の強みとされる分野を教えてください!

住宅ローンに関するご相談は、件数的にも多く受けていますので、一番得意としているところですね。住宅を新規でご購入するときもそうですし、ローンの借り換えのご相談や、共働きのご夫婦で住宅ローン控除を勘案した住宅ローンの組み方などで、いろいろとご提案ができると思います。

また、僕自身今年で41歳になり、子どもが2人(小4と6歳)いますので、子育て世代の方の気持ちは分かりますので、どう教育費を準備していくか考える際に、保障と貯蓄のバランスをどう取っていくかなども、自分自身の経験も踏まえてお伝えできるかと思います。

ライフプランの窓口では、どのようなご相談を受けることが多いでしょうか?

ご相談のほとんどは、住宅購入を検討されている方ですね。これから住宅を購入しようと思っているけれども、どれくらいの予算で考えたらいいのかといった購入前のご相談もあれば、すでに物件も決めているけれども、どのように住宅ローンを組んだらいいのかといった方からご相談いただくこともあります。

watanabe yusuke fp

相談を受ける際に心掛けていることがあれば教えてください!

質問をする際には、「はい」か「いいえ」かの2択の質問よりも、オープンクエスチョンを使って、お客様のライフプランを引き出せるように心掛けています。

例えば「リタイアした後の老後の生活は、どのように生活をしたいですか?」といった質問や「どんな生活ができたら理想ですか?」と自由に考えていただける質問をします。お客様によっては「今まであまり考えたことなかったな」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。そこで「今の生活でリラックスしている時には何をしていますか」といった質問を投げかけながら、具体的な生活をイメージしてもらいます。

生活のイメージや目標を引き出せたところで、「その生活を実現するためにどうやって準備をしていけばいいか、プランを考えましょう」と話を進めていきます。

それから、決めつけない、ということは意識していますね。お客様のライフプランはあくまでお客様が決めるもので、僕らはそれをサポートする位置づけです。いかにお客様の価値観をライフプランに反映するかが大事なことですので、それをお客様から聞けるようにすることが重要だと思っています。

また、お客様に選択肢を提示するようにも心掛けています。こうすべきです、と言うよりも、お客様の考えではこういう選択ができます、と選択肢を提示して、お客様に選んでもらうイメージです。

FPとしてどちらがいいですか?と聞かれることも当然ありますが、その際も「お客様がこうおっしゃっていたので、この選択がベストだと思います」というように、お客様の価値観を反映させられるよう意識しています。

ライフプランの窓口を見ている方に向けて、お金のアドバイスをお願いします!

将来やりたいことや実現したいこと、他にも教育費の準備といった、やらなければならないことに対して、何かしらのアクションを起こすことが重要だと思っています。多くの方が将来に対して漠然とした不安を抱えていますが、それは将来が見えないことに対する不安だったりするのです。

相談に来られるでも、将来に対する問題意識を持っていて、教育費を準備しなきゃとか、貯蓄しなきゃと思ってはいるけれども、ずっとモヤモヤしたままで日々が過ぎていってしまう、という方が多いです。例えば月に1万円貯蓄を増やす、でもいいですし、資産運用と取り入れてみるのもいいと思います。何かしらアクションを起こすことで、将来を変えていくことができます。

将来のやりたいことを明確にするサポートや、それを実現するための道筋を作るのは僕らの仕事ですので、そこはぜひ頼っていただき、将来を変えるために行動していきましょう!ということをお伝えしたいですね。

プライベートな部分もお聞きできればと思うのですが、お休みの日は何をされていますか?

アウトドアが好きで、休日は家族でキャンプに行ったり、冬はスキーをしたりしています。月に1,2回フットサルもしていますが、3ヶ月ほど前にアキレス腱を切っていまい、最近はできていませんね……。(笑)

他には、最近はコロナで行っていないですが、児童養護施設でのボランティアをしています。その施設には、さまざまな理由で親に育ててもらうことのできない子どもが預けられています。

彼らは高校を卒業すると、基本的に社会に出ていく必要があるんです。なので、施設にいるうちに大人と関係性を作っておいて、社会に出た後に何かあったら相談できるようにしよう、という取り組みがあり、僕たち家族は、月に1回施設を訪問しています。

ボランティアと言っても、家族皆で遊びに行くような感覚でして、体育館で一緒にボール遊びなどをして楽しく過ごしています。

先日は、その施設にいた21歳の子が家に遊びに来てくれて、仕事の相談に乗ったりもしました。将来の日本を作るのは子どもたちですので、FPとしても個人としても、何らかサポートできればと思い、活動しています。

最後に一言お願いいたします!

私のFPとしてのミッションは、関わる方の人生をモチベートして、その方の日々の生活に安心を提供することです。お客様が自分と関わることで生き生きとして、頑張っていこうという気持ちになっていただけたらうれしいですね。

FPプロフィール

渡邊裕介FP

N&Bファイナンシャル・コンサルティング所属。慶應義塾大学環境情報学部卒。2006年より国内大手金融機関のFP部門にて、個人の貯蓄計画や住宅購入・ローン借換え相談、教育費準備などライフプラン作成を中心に企業の従業員向けのFPセミナーなども行う。2018年、より幅広くお客様のサポートをするために独立。「お客様目線で分かりやすく」をモットーに、関わる方の人生に安心を提供します。

関連記事