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知らないと損する!家計簿管理で上手に貯蓄しよう!

家計・節約

みなさん、家計簿はつけていますでしょうか?
毎日、コツコツ手書きの家計簿をつけているという方もいれば、最近はアプリの家計簿を利用されている方も多いかと思います。
家計簿をつけることにより、家計の収支が把握できるので、将来の資産設計をする上で、家計簿はとても重要です。
わかっているけど、なかなか家計簿が続かない…という方も実は多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、面倒な家計簿を卒業して「お金をためる新習慣」についてご紹介したいと思います。

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お金をためる新習慣とは?

■家計簿とは?

そもそも家計簿とは、いったい何でしょう?
家計簿とは、何にどれくらいのお金を使ったかをあとで振り返る「ただの記録」です。今日は、使いすぎたから次回から気をつけようと反省の材料にはなりますが、家計簿をいくら上手に丁寧につけたからといって、お金が貯まるわけでは
ありません。
家計簿はお金の流れを把握するもので、あくまで「手段」にすぎないのです。
目的は「お金を貯めること」ですので、お金をためることにフォーカスしましょう。

■お金をためる新習慣とは?

お金をためる新習慣とは、とても簡単!
ズバリ「先取り貯蓄」です。
段階を追ってお金をためる新習慣をご紹介していきます。

■レベル①

レベル①は、給与が銀行口座に振り込まれたら何よりも先に手取り給与の5%を貯蓄用口座に振り分けるだけです。

手取り給与が20万円の場合は、1万円
手取り給与が30万円の場合は、1.5万円
手取り給与が40万円の場合は、2万円です。

自動振替もできますし、お勤め先によっては数か所の口座に振り分けて、給与振込する所もあるかと思いますので、制度を確認してみましょう。

それ以外は、全て使い切っても良いお金と割り切り、余ったら貯蓄に回しましょう。

共働き家庭の場合は、どちらかの名義の貯蓄用銀行口座に手取り給与の5%を振込みましょう。

■レベル②

レベル①がクリアできたら、レベル②です。
手取り給与の5%を10%に増やしてみましょう。

手取り給与が20万円の場合は、2万円
手取り給与が30万円の場合は、3万円
手取り給与が40万円の場合は、4万円です。

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■レベル③

レベル②がクリアできたら、レベル③へステップアップ。

シングル、夫婦二人(DINKS)、お子さんが小学生、お子さんが社会人の方は、「お金の貯め時」です。
レベル③もクリアし、継続できるよう頑張りましょう。

レベル③は、手取り給与の10%貯蓄に加えて資産運用も行いましょう。
10%貯蓄同様、手取り給与の5%をつみたてNISAもしくはイデコ(Ideco)で
自動積立します。

つみたてNISAとは、長期の積立・分散投資を通じた資産形成を後押しするために創設された税制優遇制度です。
毎年40万円まで投資することが可能で、最長20年間、投資から得た利益が非課税となります。

また、イデコ(Ideco)とは、個人型確定拠出年金の愛称で、自分の意志で加入する年金のことです。
自分で加入の申し込みをし、毎月の掛け金を用意し、定期預金や投資信託の運用先を決め、60歳から年金を受け取れる制度です。

つみたてNISA同様、投資から得た利益や売却益が非課税になる上に、イデコは掛け金も所得控除になり、支払う税金がおトクになります。

将来の子供の教育費等が目的であればつみたてNISA、老後資金目的であればイデコ(Ideco)のように使い分けると良いと思います。

レベル③は
手取り給与が20万円の場合は、毎月2万円貯蓄、1万円NISAかIdecoの合計3万円。

手取り給与が30万円の場合は、
3万円貯蓄、1.5万円NISAかIdecoの合計4.5万円。

手取り給与が40万円の場合は、
4万円貯蓄、2万円NISAかIdecoの合計6万円を貯蓄と資産運用に回します。

レベル③を継続できると良いですね。

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お金をためる新習慣の必要性とは?

最後に、貯蓄に加え、金融商品を持つ必要性を表しているデータをご紹介しましょう。

2018年『家計と金融行動に関する世論調査』(金融広報中央委員会)がまとめた
年代別・単身者世帯の金融資産保有額を見ると、株や投資信託を含む金融商品を保有している人と保有していない人との貯蓄額にとても大きな差が表れていることがわかります。

<金融資産を保有していない人の貯蓄額>
20代 5万円
30代 40万円
40代 25万円
50代 100万円
60代 500万円

<金融資産を保有している人の貯蓄額>
20代 85万円
30代 250万円
40代 500万円
50代 711万円
60代 1100万円

※中央値

金融資産を保有していない人の貯蓄額は、教育費や住宅ローンで出費がかさむ40代・50代で心もとない状態になっていますが、金融資産を保有している人の貯蓄額は、60代に向けて着実に増えているのがわかります。

今回は、家計簿を卒業してお金をためる新習慣についてご紹介しました。
ぜひ、お金をためる新習慣のレベル③を継続して少しでもゆとりのある老後を目指しましょう。

文:山崎美紗 
ファイナンシャルプランナーCFP®
FP1級技能士、整理収納アドバイザー

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